これは使える!AIたち

AIシリーズ2本目の今日は、実際に自分で試してみて、「これは使える!」と思ったAIをご紹介していきます。


使えるの基準は?

先に断っておきたいのですが、これは私にとっての使える!であって、万人に共通するというわけではありません。人によって利用目的や得たい結果も違うし、どの程度で合格点かということにも違いがあります。

この使える度を有用度と言うならば、ほとんどの場合は有用度の基準となる明確な指標がありません。多くの場合は、個人の主観で判断されます。

また、頻繁に機能改善されるので、試した時期がちょっと違うだけで、極端な話一日違うだけで全然違う評価になることもあるので、あくまでも私の主観という事でご容赦願いたいと思います。


これは使える!

これまで試してきて、使えると思っているAIをご紹介していきます。

まずは、言語生成AIから。

◎言語生成AI

これは、汎用性が高く、業種業態を問わず使えるものです。

初めの一歩的なもので、どれか1つは社内に契約アカウントを持ちたいものです。

文書作成や翻訳、要約など幅広く使い途があります。

壁打ちやアイディアフラッシュなどにも使えます。

・ChatGPT(OpenAI)

・Copilot(Maicrosoft)

・Gemini(Google)

これは、正直3社で抜きつ抜かれつを繰り返している感があります。

今日の時点での私の最近のお気に入りは、Gemini です。

ChatGPTやCopilotに比べて、プロンプト(質問文)の影響を受けにくく、初心者でも比較的容易に求める答えが得られます。

一番ビックリしたのはDeepSearch機能で、その機能を使うつもりもなく何気なく質問したことに「もしよろしければレポートにまとめましょうか?」と聞いてきたのでお願いしたところ、十分に評価できるレポート(いや小論文)が出てきました。


◎画像生成AI

いろいろと試していますが、まだ十分に納得するAIに出会えていません。

無料で試せるクレジットが少なすぎて、試し切れていないのが原因です。


◎文字起こしAI

動画や音声ファイルから文字起こしをしてくれるAIです。

私の場合は、自分のスピーチからテキストを作るのに使っています。

・GitMind

元々は、頭の中のモヤモヤを整理するために楽にマインドマップを書けるWEBシステムとして使い始めたのですが、拡充されてきた機能に文字起こしがありましたが、かなり精度高く生成してくれます。

口ごもっていたり、納得できる程度の誤変換くらいで、音としての聞き取り度は95%以上ある(ほぼ聞き取れている)ように思います。

多少の修正は必要ですが、今までで最もストレスなく使えます。


◎音声認識AI

動画作成のためのマイク代わりに使用しています。また、メモをとれないような時にも備忘録代わりに使っています。

・レコーダー(Google:スマホアプリ)

スマホアプリにつきマイクが指向性なので、複数人の声を拾うのには向いていません。

このアプリの精度はGitMind以上に高く、文書作成の音声入力としても使えると思っています。

但し、この手のアプリ・システムに共通する問題点として方言に対してはかなり誤変換が出ます。富山弁には対応していません。

これは、アクセントとイントネーション中心で言語認識をしているものと思われ、発音が正しくてもアクセントやイントネーションが間違っていると誤変換が頻発します。

ちなみに、PCにはGoogleドキュメントの音声入力機能がありますが、途中で止まったり誤変換も多く、全く使えません(個人の感想です。)

「同じGoogle製なのになぜ?」と思いますが、理由はよく分かりません。


◎議事録生成AI

この分野は、最近乱立と競争激化で、刻々と状況が変わっています。

それに対して、私の方のソースの準備が追いつかず、最適解が見つかっていません。

しかし、要約能力は日進月歩で進化しており、リアルで聞くと論旨が見えない話もしっかり要約してくれたりするので、助かる面もあります。


最近では、要約重視系と発言者重視系に2極化して進化しているように見えます。

要約重視系は、バッサリと要約してくれる上に言葉足らずな部分も補ってくれたりと、リアルで聞くより明解だったりすることもあります。

短時間で会議の概要を知るにはかなり使えると言えます。

発言者重視系は、誰の発言か聞き分けてくれるので、行政会議の文書のように誰の発言かが重要な議事録には効果を発揮しますが、社内会議ではいたずらに長い文書ができてしまう危険もあります。

会議音声は機密事項であることも多いと思いますので、まずは、どっちの系統のAIを求めているかによって候補を絞り、雑談で試したら早めに有料契約をしてどんどん試していくのがよいかと思います。

1ヵ月で止められるのがサブスクのよいところなので、1ヵ月単位で別のAIを試してみると良いと思います。


◎スライド作成AI

これは、今のところ使えないイメージです。

満足できたものは、1つもありません。

私の場合は、セミナー資料や分析、提案書などほぼ外部向けのものが多いので、著作権に影響のあるものが多いので、AIには任せられないというのが一番の理由でしょうか。

本来なら一番助かる、一番時間削減効果の大きな図表作成を著作権の関係で使えないというのが辛いですね。類似図表がないか確認する時間があれば、自分で作った方が・・・

あとは、このあたりでで笑わせたいと身近なネタを入れたいとか、そういう要望もなかなか反映させにくくて、なんだかんだで結局自分で作った方が早いことが多いという感じです。

会社勤めされている方で、社内向けにスライド資料を多く作られる方には、よいかもしれません。

この分野は、どんどん新手のものが出てきているので、いろいろ試してみられてはいかがでしょうか?

私は、プライベートでは、Gammaを使っています。

言語生成AIに素案を渡してスライド構成案を作ってもらって、それをGammaに渡してパワーポイントにしてもらいます。

1時間もかからずに1本できてしまうのは魅力です。


大体、こんな感じでしょうか?

まだまだ、試したいAIはいろいろあって・・・

今は、音声の生成AIを探しているところです。ちょっと試した感じでは可能性は十分で、動画コンテンツ作成に使っていきたいと思っているところです。

他には、図表作成専門のAIとかで、スライドのパーツを作るのもありだと思っているところで、その次が議事録作成AIという優先順位で順番待ち状態です。

やり始めると包丁や工具がどんどん増えていくのと同じように、自分の道具が増えていくと、出来ることが増えていくのが楽しいですね。

GF経営研究所

主に富山県内で活動する中小企業専門の経営とITのコンサルティング事務所です。

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