「絶賛リハビリ中です!」など3本立て

 今日は、「絶賛リハビリ中です!」「元気のバロメーター」「ウソと誤解」の3本立てです。


絶賛リハビリ中です!

 まずは、私の体調のご報告から。

 コロナ後遺症は、結局1月いっぱい続いてしまいました。正確に言えば、前回の投稿から程なくして味覚・嗅覚も徐々に回復を始め、気力も少しずつ回復していきました。

 ところが、コロナ後遺症の後遺症とも言うべきことが起こりました。それは、2週間以上寝込んでいたために筋肉が落ちてしまい、体力がすっかりなくなってしまいました。少ない気力を奮い立たせて何とか仕事を再開するも1時間余りの面談と往復の運転、それに1㎞くらいの徒歩で合計3時間くらいの外出をすると、帰宅後にバタンキュー状態で2時間ほど横にならないと食事も喉を通らない、翌日は起き上がれないほどの疲労状態で、体力回復リハビリが必要となりました。

 先週までは2歩前進1歩後退のような遅々とした回復状態でしたが、ようやく今週からは8割9割回復を実感できる状態に戻りましたので、来週からはフルタイムの業務も受任していくことにしました。以上、現状報告でした。

(余談)

 体調が割とましな時は、コロナ後遺症についてスマホで検索していました。パソコンを開く元気まではなかったので、横になりながらでも見られるスマホが精一杯でした。

 その発生メカニズムは、まだ解明されていないとのことでしたが、仮設の1つに「ウイルスが呼吸器だけではなく脳や他の部位でも感染が起きているからではないか?」というものがありました。

 それは、私が味覚・嗅覚・気力を失っていた時に感じた感覚と同じでした。例えば舌の感覚は、味は全く感じないものの熱い冷たいや固い柔らかい、ザラザラやツルンと言った感覚は正常でした。嗅覚も匂いを感じないだけで、冷たい風や温かい風、鼻水の状態も正常に感じ取れていました。ですから、当時の私は、「これは神経ではなく判断する脳の異常だな」と自己分析していました。


元気のバロメーター

 私は、普段コーヒーを1日平均5杯前後、多い日は10杯ほど飲みます。私と仕事したことがある方は皆さんよくご存じなことです。

 それが、1月中は、コーヒーをほぼ飲みませんでした。自宅では1ヵ月間1杯も飲みませんでした。単純に飲みたくならないからです。まあ、味覚も嗅覚もなければ白湯を飲むと同じですから当然と言えば当然なのですが。それでも、味覚や嗅覚が戻り始めれば飲みたくなりそうなものですが、全くそうなりませんでした。

 実は、これについては自分で気づいている特徴があるのです。10杯も飲む日には2つのパターンがあります。

 1.難しい書類作成をしている日

 2.肉体的或は精神的に疲れている日

 単純ですよね?精神的か肉体的にストレスを強く感じている時は自然に多く飲んでいます。+精神的に充実している日という条件が付きます。ストレスを感じていても満足感があるが条件になっています。満足感や充実感がないと極端に増えることはありません。

 では、飲む量が少ない日は、逆に肉体も精神も疲れていない日=平穏な日=完全オフでダラダラしている日でせいぜい1~2杯程度です。

 そして、1杯も飲まないのは体調がすこぶる悪い日です。こういう日に感じるのは、「今はコーヒーを飲む体力がない!」です。コーヒーの刺激に体が耐えられる状態でないことを体が知っていて、欲さないのだと思っています。

 このように、コーヒーの飲む量が私の元気のバロメーターです。みなさんのバロメーターは何ですか?


ウソと誤解

 「騙されたっ!」と思う時、実は2通りありますよね。1つは相手がウソをついていた時、もう1つは自分が勝手に誤解してしまった時です。

 「数字はウソをつかない!」というのはビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、本当にそうでしょうか?私自身は、「数字はウソをつかない!」とも思いますが、同時に「数字はよく人間に誤解をさせる」とも思っています。

 顕著な例が、統計データや集計結果です。公表されるそれらにウソや操作があるとは思いたくないですが、そんなことをしなくてもデータを見る人を簡単に誤解させることができるからです。統計に詳しい方やマーケティングに詳しい方、データサイエンティストの方等は周知の事実としてよくご存じですが、一般の方は知らない方の方が多いのではないでしょうか?

 公表されるデータ自体は事実だったとしても、設問や調査対象の選択を誤ると真実とは違う結論に導かれてしまいます。もっと言えば、その統計や集計の質問や調査対象の設定者がそのことを知っていて誤解へ導くように仕組めば、最早ウソに限りなく近いデータが出来てしまいます。

 政府や自治体発表の統計データやマスコミ調べのアンケートや街頭調査結果、最近ではSNSに投稿されるデータにもこのようなものが混在していると言われています。我々は、自社や自分の身を守るために、こういうこともしっかりと学んでおかなければいけませんね。


 毎年春に発表される桜の開花日。これは、気象庁が管理する桜の基準木があって、それを担当官の方が毎日目視して基準数量を越えると「桜が開花した」と発表さるのはご存じの方も多いと思います。

 では、同じく気象ニュースで伝えられる花粉の飛散開始日はどうやって予測されて決められるかご存じでしょうか?ちなみに、富山県の今年の花粉飛散開始日は2月19日頃と予測されています。

 私が強烈な花粉症患者であることは、顧客企業の社員のみなさん方もよくご存じなほどですが、この花粉飛散開始日予測がフェイクニュースであることを私は言い続けてきました。なぜなら、私の体のセンサーとかなりな日数の開きがあるからです。そして、私が花粉対策スタイルを始めると「えっ?もう花粉飛んでます?ニュースではもっと後だと言ってますよ。」と毎年誰かに言われます。

 花粉飛散開始日は、ネットで検索しても「実は・・・」と何人もの気象予報士の方達が書いておられますが、本当の飛散開始日ではなく基準の場所で一定量の花粉が2日連続して観測された日なのだそうです。当然、本当の飛散開始日(誰も分からない)はもっと早く飛び始めていますが、大多数の方々はニュースで使われる『開始日』という言葉のニュアンスから、その日に初めて飛散が始まると誤解されているわけです。花粉症患者ではない方々にとっては、それほど興味のないことですから誤解していても実害がないのもあるでしょうね。

 私の体のセンサーは、寒の最中の本格的に雪が降っている時期、例年1月24日前後に初飛散を感じます。今年は1月19日でした。北西の風の季節風が強く巻いて入り込んだ日でしたが、しばらく間が開いてポツン、ポツンと感じる日があって、数日前激しく雪が降った日からは1日に何度か洗眼薬で目を洗い、花粉症用の目薬でケアする日が連続しています。10年ほど前から1年を通して抗アレルギー薬を飲み続けて鼻の症状はなくなりましたが、目は内服薬では対応できません。

 ニュースで使われる『花粉飛散開始日』が本当の飛散開始日ではないことを気象予報士の方々が何人も書いたり、テレビで伝えておられるわけですから、事実誤認の危険性があることをプロの方達も認識しておられるということでしょう。 また、1月末のテレビの番組でテレビ局が花粉症患者にアンケートを取ったところ既に半数以上の方が花粉の飛散を感じているとのことでした。(東京の今年の予測は2月10日前後)設問や調査対象の選択が正しかったかどうかは置いておいて、こんなニュースを流したということは、テレビ局もこのことに疑問を感じているという証拠ではないでしょうか?

 厳密には、そういう定義というだけでフェイクニュースではないというのが事実でしょう。また、「これから本格的な飛散がはじまりますよ。」という情報を流しているだけで、親切心と言う解釈もあるかもしれません。しかし、花粉症患者にとってはもっと切実です。明らかに誤解を招いている『開始日』という用語を変えることを検討してもよいのではないですかね?


GF経営研究所

主に富山県内で活動する中小企業専門の経営とITのコンサルティング事務所です。

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