出張コンサルの非日常が尊い
引き続き大阪出張の話です。大阪からコンサル依頼のお声がかかり出張でした。大阪にもたくさんコンサルタントの方がいらっしゃるのに、わざわざ富山から呼んでいただいてありがたい限りです。
若い時から出張が大好きで、出張に出ると元気になる私は、今回も元気で、自分でも明らかに分かるほどアクティブでした。深夜バスに乗って早朝に到着し、お客様にお会いする前に大阪らしいを朝食と・・・
なんと!、朝食を食べるために狙っていたお店へ向かって歩いていたところ、履いていた靴の右足かかと部分が破壊しました。かかと部分がかぽっ!と抜けてしまいました。食堂はすぐそこ。まずは、食べること優先で無事朝食を食べ、食べながら訪問までの間の計画変更を考えました。
この日はとても蒸し暑く、アクシデントに見舞われたことでさらに噴き出す汗。すでに汗びっしょりで、汗を流すことが最優先事項と判断しました。靴屋さんの開店までにはまだまだ時間があります。というわけで、まずスーパー銭湯で汗を流し、10時を待って靴屋さんに飛び込んで新しい靴を買って・・・というようにリスケ。訪問先に向かう途中駅近辺にスーパー銭湯と商店街があることを確認し、地下鉄駅に向かい移動を始めました。
が、しかし!またここでアクシデント!あろうことか、今度は左足のかかと部分が破壊!!こんなことあります?1日でそれも30分あまりの時間で靴の両足が破壊なんて。これが証拠写真です。
このアクシデント続き、あなたらどう思われましたか?
(A)ツイてないなぁ
(B)楽しい
(C)出発前に靴の点検しておけよ
これはクイズではありません。どう思われたか?というだけの話です。私の考えは後回しにして、次の話へいきます。
ここまでは、1つ前の投稿のまぐろ丼を食べに行く話でしたが、このあとは、翌日の話です。出張が決まってからは、折角の大阪、滞在中に何ができるか事前に調べたらちょうどよい展示会をやっていました。コンサルの仕事は一泊二日(移動の深夜バスは別)でしたので、2日目は相手先の方もお誘いして展示会に行きました。
展示会は大量に渡されるパンフレットが難点ですが、東京や大阪の展示会は活気があり、情報収集もできますし啓発される部分も多く得るものが多いです。東京や大阪までの交通費を使っても行く価値があると考えます。
最初は、それほど乗り気じゃなかったお客様も帰りにはご満足いただきました。
さて、靴のアクシデントの件に戻ってります。
(C)出発前に靴の点検しておけよを選ばれた方、正解!
おっしゃるとおりです。迂闊でした。仕事として考えるなら、リスクマネジメント、道具の管理ができていないと厳しく自分を戒めるところです。
本来の正解は(C)でも、私の答えは(B)楽しいです。
出張と言うのは非日常です。非日常と言うのは日常じゃないのですから、いつもどおりや予定調和では面白味がありません。失敗したり、迷ったり・・・普段なら出会いたくないことも大歓迎です。狙ってできることではないので、トラブル対応力や即断力が問われる実践的な訓練機会です。「さて、どうする?」と自分に問いかけてほくそ笑んでしまいます。
トラブル対応力や即断力は経営者にとって必須能力ですから、こういう訓練機会は願ったり叶ったりではないでしょうか?
(A)ツイてないなぁ・・・この選択肢はありませんね。何度こういうアクシデントに出会ってもこう思うことはないでしょう。このようにネガティブに考えても自分が損をするだけです。何より、貴重な機会に出会えてラッキーとしか思えないので、むしろツイているとさえ思います。楽天的過ぎますか?
いつもと違う乗り物に乗って、いつもと違う行動をして、いつもと違う店でいつもと違うものを食べて・・・何から何まで非日常。この出張がなかったらいずれも出会えなかった体験・経験と思うと何から何まで丸儲けと思うのですが・・・
(A)を選ばれた方は、変化を好まない方だと思いますが、もしかしたら、ちょっと硬直した思考癖がついているのかもしれませんね。
会社勤めをしていた時の同僚に「出張は嫌い」という方が何人もいました。それぞれになぜ嫌いなのか?お聞きしましたが、共感できる答えはありませんでした。理由そのものは忘れてしまいましたが、「残念な思考だなぁ。」と思った感情だけが記憶に残っています。
会社勤めをしていた時から今に至るまで、出張を一度も苦痛だと思ったことがないので、いつもラッキーです。靴の両かかとが破壊した時に思わず笑ってしまって、こんなことを思い出してしまいました。
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