失敗しました!
〔失敗したこと〕
結論は、スマホの買い替えに失敗しました!そういうお話しです。
〔はじめに〕
以前に、ある方から「スマホを変えようと思っているんだけど、どれが一番いい?」というご質問を受けました。「専門家の意見を聞かせて欲しい。」ということでしたが、専門家(そもそもスマホの専門家ではありません!)だから答えられないこともあります。まさに、この質問がそれです。
スマホというツールは、個人最適の最たるもの(個人所有の場合)で、どんな風にお使いになるかは百人百様です。個人最適ツールなのですから、自分にとって使いやすいことが一番重要なことであり、要件が人それぞれなのです。
例えば、スペックの高いもの、カメラが高精細なもの、重くないもの、処理が速いもの、長時間バッテリーがあるもの等々・・・。私の視点で良いものを選んでも、それがその方の使い方と合致するとは限りません。使い方や好み、それを全部根掘り葉掘りお聞きして多種多様にあるスマホの中から選ぶなど至難の業、と言うより無理難題です。柔らかくお断りいたしました。
スマホ選びは、自分がどんな風に使いたいのかをしっかりと自分自身と絶対条件を相談して、それを満たす機種を選ぶしかないのです。
〔ことの経緯〕
さて、私の自身の場合はどうかと言うと、自身には携帯電話はほとんど必要なく、ただ電話ができればよいだけのものです。それゆえ、これまで長い間ガラケーを使用してきましたし、サービス終了まで使い倒すつもりでした。スマホとしては、別に1台通話ができないデータ通信専用のものを持っています。
しかし、サービスの完全終了を前に徐々に使えない機能がでてきて、具体的にはショートメッセージが使えなくなったことが大きく、いよいよスマホ化が必要になりました。一方で、スマホの方もバッテリーが弱ってきて、そろそろ買い替えの時期を迎えています。
そこで、いよいよ2台持ちを止め、1台のスマホに統合することにしました。ただ、セキュリティー対策の二段階認証の移行の問題があり、機種に先にガラケーをスマホに買い替え、二段階承認の通知SMSをすべて新しいスマホに変えてから古いスマホを解約する、そんな計画で移行を進めることにしました。しかも、今回はコスパを優先して、また移行トラブルを無くすため(安全優先)に、下記のようにちょっとトリッキーな手順になります。
1.とにかく安価で入手できる機種に一旦ガラケーを移行
2.1ヵ月は2台持ちを維持してもれなく二段階認証の移行を行う
3.その後に今のスマホと統合
4.さらに本命機種への移行
また、携帯電話を持ち始めて以来、可用性において一番安心できるDocomoが絶対条件でしたが、各社十分に追いついてきていますので、この際乗り換えも行い、ランニングコストの削減も必須要件としました。
こんな戦略です。移行完了すれば、2台で約5,000円だった毎月のランニングコストが、1,000円ほどになる予定です。
〔機種選び〕
その計画に沿って機種選考に入りますが、私にとってあり得ない機種はiPhoneです。私にはオーバースペックで、価格も高くコスパが悪すぎます。自分にとって必要なスペックは充分に承知していますし、利用方法の中で重要なことはお財布ケイタイ対応なこと。この条件で探して選びました。
さらに、
比較サイトなどで検索しても、ずっと下位の人気のない機種です。それが選べるもの使用目的(要件)がはっきりしているからできることで、この選択に満足していました。
〔通信会社選び〕
私にとっての絶対条件の優先順位は、以下のとおりです。
1位・・・必要な機能を満たしていること
2位・・・コスト削減ができること
ここから言えることは、大手3社の正規サービスはあり得ないということ。上記が満たされるならどこでも構いません。
〔移行開始〕
スマホが届きました。ガラケーから簡単に移行できないことは覚悟していましたが、電話帳ぐらいしか移行するデータがないので手作業で行いました。飲食店などで注文した商品が出てくるまでの間などのスキマ時間を利用して行ないました。新スマホは、慣れ不足はあるものの不満ない使い心地です。「これぞ、専門家の機種選考!」と一人で悦に入っていました。
〔問題発生!〕
と、ここまでは順風満帆に思えたのですが・・・
もう一台のスマホ(以下、旧スマホとします。)との間でアプリやデータが移行しない問題が発生しました。「まあまあ、このくらいは・・・」と思って、1つずつGoogle Playからアプリをダウンロードし、IDやPWを打ち込んで移行を始めました。でもこれは嵐の前兆でしかなかったのです。
〔大問題発生〕
マイナポータルをインストールしようとしたら・・・Google Playに表示がなく、ダウンロードすらできないのです。う~ん・・・
ネット上に何か情報がないか確認したら・・・なんと利用対象機種に入っていません!「えっ?使えないの???」発売から時間の経っている機種ですので、今後対応されるとは思えません。機種独自の問題に阻害要因があるのでしょう。
機種ごとに独自の仕様があって、一部アプリにおいて使えない機種があることは知っていましたが、まさか政府の行政手続きに必須なアプリでこのようなことがあるとは思いが及びませんでした。ぬかりました。そこは盲点でした。
マイナポータルは、政府が力を入れているマイナンバーカード関連のアプリで、いろんな手続きで必要となマイナンバーカードを使った個人認証に必須のアプリです。これからマイナポータル頼りはますます進むでしょう。まさかこんなことに落とし穴があるとは!て言うか、使えない機種があるアプリを必須とする行政手続きを作っちゃダメでしょ!
機種は発売元のHPに「この機種はマイナポータルが使えません。」という記述なかったはずです。何より政府の問題が大きいです。国民全員にマイナンバーカードを持たせたくて躍起になっているのに、こんなマイナポータル難民を作るとは・・・片手落ちもいいところです。
〔最後に〕
当初の計画では、半年ほど今の格安スマホを使って、そのあと本命機種の発売に合わせて本命機種に移行するつもりでしたが、このまま本命スマホの発売まで2台持ちを続けるか、諦めて別の機種に移すかの選択を迫られてしまいした。
そうこうするうちに旧スマホのバッテリー寿命がいよいよ危険になってきました。さらにさらに、新スマホは電力消費が早く、ほとんど待機しかしていないのに一日がやっとです。現在途中で中止している2台のスマホの統合を行うともっと悪くなるはずです。これでは使えません。格安スマホだけに、見かけ上のスペックを満たすために、見えないところでいろいろな部分を犠牲にしていたのですね。
う~ん、大失敗の移行計画でした。
今回は、完全に自分の機種選択のミスです。それだけに自業自得で腹も立ちませんが、他人様の件だったらと思うとぞっとします。みなさまも機種変更の際には、マイナポータルアプリが使用可能かどうか、必ずご確認ください。
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