もう事業復活支援金は申し込まれましたか?

 はい、タイトルの通りです。

 現在、国の新型コロナウイルス関連の中小企業・個人事業者支援策として、『事業復活支援金』が実施中です。申請受付開始から1ヵ月経ちましたが、もう申請されましたか?

 「どうせ富山県はまた蚊帳の外なんでしょ?」と思われた方、『一時支援金』や『月次支援金』では、緊急事態宣言が発令された都道府県の企業或は個人が顧客等、緊急事態宣言の影響を直接或は間接的に影響がないと申請できませんでした。それで諦められた方も多いかと思います。

 しかし、今回は違います。富山県内企業も個人事業者も十分に対象になりえます。あきらめる前にご確認ください。


 そして、この支援金には、富山県からの上乗せ支給があります。『富山県事業復活緊急応援金』という名称ですが、3月から申請受付開始と事前アナウンスされています。上乗せですので、国の『事業復活支援金』の給付決定を受けていることが必須条件となります。ですから、対象になる中小企業・個人事業者は、まず、国の『事業復活支援金』を申請しないと二重にもらい損ねることになりますので、ご注意ください。また、国の給付決定が県の申請条件ですので、国の給付決定が遅れれば連れて県の方も遅れます。最悪、県の方が時間切れで申請できなくなる可能性もありますのでご注意ください。


〔支給額〕

国『事業復活支援金』

 ・中小企業 最大250万円

 ・個人事業者 最大50万円

県『富山県事業復活緊急応援金』

 ・中小企業  一律20万円

 ・個人事業者 一律10万円


事業復活支援金の申請は難しいのか?

 基本的には、収入が減少していることが確認できる過去の資料が揃っているかが重要で、揃っていればさほど難しくはありません。事業復活支援金のホームページに詳しく説明されていますので、その通りにやればできると思います。

事業復活支援金ホームページ https://jigyou-fukkatsu.go.jp/

 まずは、このホームページの赤枠に白文字にのところはすべてダウンロードして、確認してください。

  特に、「申請要領」と「オンライン申請手順のご案内」は、しっかりと読んで理解して、申請に臨んでください。

 申請手順は、以下の通りです。


〔申請手順〕

1.事前確認を準備する

2.事前確認を受ける

3.申請資料を準備する

4.オンライン申請する


〔注意点〕

・まずは、事業復活支援金のホームページから仮登録します。(『一時支援金』や『月次支援金』の申請をされた方は不要です。)申請IDやパスワードは勝手に決めればよいです。(控えておきましょう。)仮登録が終われば、申請ID(Cから始まる10桁)が事前確認時に必要になりますので、控えておくか、仮登録完了画面をスクリーンショットするか、事務局から届くメールを保存しておきます。

・事前確認は、加入している商工会議所や商工会、農協、漁協、生協、商店街振興組合、他には借り入れをしている金融機関、一年以上顧問料を払っている税理士(以上を継続支援関係登録機関と呼びます。)などで受ける必要があります。その際に準備する物は、申請者の状況によって違いますので、事業復活支援金のホームページをご確認ください。(『一時支援金』や『月次支援金』の申請をされた方は、事前確認不要です。)

・継続支援関係登録機関以外でも事前確認を受けることも可能ですが、用意する資料が増えるし、確認手続きが面倒なので、できる限り継続支援関係登録機関にお願いするのが得策です。

・そう考えると、顧問契約があれば税理士さん、加入している商工会議所か商工会(或いは農協、漁協、生協、商店街振興組合)が都合がよいでしょう。融資を受けている金融機関でもいいですよ。「金融機関はちょっと・・・」と思われる方も大丈夫です。継続支援関係登録機関における事前確認では、決算書や確定申告書などは見せる必要がありません。事業復活支援金のルールを理解しているかと虚偽申告をしないことの確認だけです。申請IDも伝える必要があります。

・事前確認が終わると、オンライン上のあなたの事業復活支援金アカウントに継続支援関係登録機関が事前確認通知番号を発行してくれます。勝手に発行してくれますので、申請者は何もすることはありません。

・申請は、すべてオンラインになります。パソコンでもスマホやタブレットでもできます。基本的には、申請者の情報や数字などを入力したり、チェックボックスをクリック(タップ)するだけですので簡単です。事前確認通知番号が発行されていない状態では先に進めません。(『一時支援金』や『月次支援金』の申請をされた方は進めます。)

・但し、申請資料(添付書類)の準備には注意が必要です。添付書類は、PDFか画像で添付しますが、予めPDFを作っておくか画像にしておく(写真撮影しておく)必要があります。スマホのカメラでの撮影でも構いません。

・とは言え、PDFや画像を撮る時の注意があります。その点は、「オンライン申請手順のご案内」を先によく読んで、それに従って各ファイルを準備しておくと間違いありません。PDFでファイルを準備する場合は、1頁1ファイルとすることを忘れないでください。(画像の場合はその点大丈夫ですね。)表・裏のそれぞれ別のファイルを作る必要があります。

・また、iPhoneでの撮影においては、画像保存形式に一部不適合な形式がありますので、画像保存形式には注意が必要です。

・確定申告書には、(申告の時の)受付印(日付入り)或はタイムスタンプ(右上の日時打刻)が必要です。これがない場合はちょっと面倒になります。しかし、今となっては仕方がありません。確定申告時にしっかりともらっておかなければいけません。

確定申告書の提出時に印刷して紙で提出する場合は提出箱に入れてはいけません!必ず、税務署の受付で控えの方の書類にも受付印をもらってから提出する必要があります。税務署では「申告の方は提出箱に入れてください。」と案内されますが、気を付けましょう!税務署も悪意があるわけではなく、(受付印が不要な方は)という意味ですが、受付印は必ずもらう習慣を付けましょう。e-taxでの電子提出の場合は、最後の提出の時にPDFの保存をすることを忘れてはいけません。これ以前の保存ではタイムスタンプが付きませんので注意が必要です。


 こんな感じです。オンライン申請と聞くとちょっと躊躇されるかもしれませんが、慣れれば簡単ですし、すぐに慣れます。(e-taxより、はるかに簡単です。) 国の補助金も徐々にオンライン申請に変わって来てますし、今後も増える一方です。大事なことは、早く取り掛かって早く慣れることではないでしょうか。確定申告書についても、e-tax申告していれば、すでに決算書や青色申告書のPDFを持っているので楽です。次からと言わず、今年の確定申告からe-taxを使っておくといいですね。


  尚、それでも自力で申請が難しい方は、有償でご支援いたします。下記お問い合わせフォームからご連絡ください。但し、完全代行は致しません。あくまでも申請者の方が申請される場合に横でお手伝いをすることになります。

 国の方で、紹介ビデオや申請サポート会場なども設けておりますので、ご発注は望んでおりません。どうしてもという方のみお引き受けいたします。

 報酬は、着手前にお見積もりいたします。少額のつもりですが、状況や支援場所によっては追加料金が発生する場合もあります。お見積もりでご確認ください。


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