コロナ(COVID-19)被害から富山県の経営者を救いたい!
この記事は、10日以上前に書いたものですが、補助金関係の記事を優先したために公開が遅れました。一部書き加えて公開します。
さてさて、新型コロナウイルス(COVID-19)には、困ったものですね。
本来なら気持ちも明るくなる春を迎えようとしているのに、お先真っ暗、夜も寝られない日々をお過ごしの方も多いのではないでしょうか?
まずは、政府の新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響を受ける事業者向けの対策を紹介しているページをご案内します。
新型コロナウイルス関連の事業者向け支援策
私自身、BCP(事業継続計画)や情報セキュリティ対策もご支援する立場から、リスクマネジメントという分野の知見があり、かなり早い段階からリスク想定をしてきました。現実にならず徒労に終わることを願いながら。しかし、残念ながら想定通りに推移しています。
政府の支援策は、資金繰り・倒産防止対策はセーフティネット(経済産業省の支援)で行い、労働者の休業対策は厚生労働省の助成金で行うというのが基本的対策です。
残念なことに、経営者にとっては、これで十分ではありません。お金は貸してもらえてもいずれ返済しなくてはなりませんし、人件費を助成してもらっても利益にはなりません。それでも、家賃はかかるし、リース料や借入金の利子は払わなければいけないし・・・出ていく費用はまだまだいっぱいあります。
感染が終息すれば失った利益が戻ってくる業種なら我慢もできましょうが、戻らない業種の方が多いでしょう。
そもそも、セーフティネットの対象にさえしてもらえない業種もあります。これは余談ですが、私のコンサル業も対象外。しかし、集会自粛で確実に、大幅に売上が減っています(講演・セミナー講師のキャンセル)し、何よりお客様である企業様の業績が悪くなっているので、当然たくさんの仕事がキャンセルになっています。私のようにいろいろな企業様に出入りし動き回る人間は、普段は情報を運ぶ役割を持っていますので訪問を動きまわる人間が一番リスキーですので当然の流れでしょう。がしかし、私たちの売上減少には何の支援策もありません。元より、お困りの企業様をご支援するのが使命であり、自分が支援してもらおうとは思っていませんが、さすがに厳しいことは事実です。(パン屋さん、パンの耳を安く譲ってください!笑)
そうこうしているうちにも次々と追加支援策が出てきていますが、本当にうれしい支援策はありませんよね?それも、当然です。そもそも、事業主は自分の意志・判断により営んでいるわけで、こういうリスクも含めて自己責任と言うのが基本的な考えです。厳しい言い方ですが、(私を含めて)減った(失った)売上への補償を求めるなど筋違いなことです。
さて、でも、落ち込んでばかりはいられません。今、やるべきことを考えましょう!こんな時だからこそ、終息したらどう巻き返すか、今のうちにしかできないことは何か、それを考えて実行できるかできないかで、終息後の回復力に大きな違いがでます。今こそ、経営者のリーダーシップの見せどころです!
工場であれば機械や道具の一斉メンテナンス。飲食店であれば一斉清掃や店内POPの作成など、これまでは後回しにしてきたことに取り組むチャンスです。干上がっている時だからこそできることがあるはずで、それがピンチをチャンスに変える一手ではないでしょうか?そして、すべての業種に当てはまるのが、手順や配置、ルールの見直しによる生産性の改善です。普段はゆっくり取り組むことができないことを日常業務が少ない今だからこそ取り組み、稼ぐ力をUPさせることが回復期の加速力をつけましょう!今しかできないことを探しましょうか。
今はピンチですが、逆に稼ぐ力をつける最大のチャンスです!!
緊急事態ですので、無償でご相談にのります。お困りの経営者様は、ぜひ、遠慮なくご相談ください。私も苦しいですが、ランニングコストが低いのでまだマシです。もっとお困りの方のお役に立ちたいと思います。学校閉鎖で搾乳した牛乳の処分に困っている酪農会社でも、パン工場でも、農家でも、漁業者でも温泉旅館でも、解決策は持っています。
但し、集中しますと一人でやってますので対応できかねます。お断りすることもあることを予めご了承ください。
ご相談は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
お問い合わせフォーム
本日追記
あとは、直接面談で解決策をご案内させていただこうかと思っていましたが、毎日のニュース番組等でピンチ脱出に成功しているお店や会社の対策を紹介しています。「やはり、そうきたか?」、今のところ私が目にした解決策は、すべて私が考えていたものと同じでした。成功事例なんて表面的な方法は違ってても、根底に流れる考え方はそれほど多くないですからね。過去の成功事例を正しく理解していれば、容易に導ける方法ですね。
まず、一番に申し上げたいことは、今は、とにかく、COVID-19が終息後の競争に勝つ力を高める時です。今減らした(失った)売上は、もう戻ってきません。COVID-19が終息し、景気が回復した時の売上は新しい売上であり、今現在減らしたり失っている売上が戻るわけではないということです。機械にも人間にもキャパシティがあり、倍の受注を受けることはできないからです。
自社の事業を守るためには、今の売上を少しでも減らさない対策と回復時に確実に1割2割の受注(顧客、客単価)を増やす対策の2つを行うことです、両方できなければ、せめて1つ(後者の方)だけでも行うことです。あとは、耐えるしかありません。
例えば、温泉旅館であれば、国民の多くが旅行自体に罪悪感を感じているのに、今の集客を頑張っても、営業するだけコストオーバーが増えるだけでしょう。今は(緊急融資を受けるなどで)何とか耐えて、COVID-19が終息後に稼働率が上がる対策を打つべきです。そして、終息後の稼ぐ力を今のうちに高めるタイミングです。
ここで重要なのは、今までの事業で何を蓄積してきたか?ということです。技術、信頼、人脈・・・その蓄積したものが稼ぐ力を高める原資になります。それが何かによって、打つ手は変わりますが、考え方は「秀でたものを使う」です。
もう一つ、可能性は秘めているのに今まで開花させられなかったものに磨きをかけて開花させるタイミングでもあります。リフォームする、徹底清掃する、従業員研修をする、サービスを変革する、プロセスを変革するなどです。
最後に、1ヵ月ほど前、日本マイクロソフトの業務執行役員 澤 円さんのご講演をお聞きしました。その時おっしゃっていたことで心に残った言葉は、「これからの時代は、デジタルを使えない企業は、使える企業に淘汰されるか、搾取されるかのどちらかです。」というものでした。すごく強い言葉ですが、そのとおりだと思いました。
どんな業種であろうとITを活用できる事業者は、新型コロナウイルス被害に苦しむ時代においても打開策がいっぱいあります。twitterやFacebookと言ったSNSで発信するチャネルを持っているだけで、全然違ってきています。生き残りの生命線と言っても過言ではありません。今回が、そういうことを見直すラストチャンスじゃないでしょうか?
さもなくば、淘汰されるか、搾取されるか・・・そんな近い将来が待っている気がする新型コロナウイルス騒動ですね。
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