経営コンサルタントについて
当GF経営研究所の事業、私の業務は、平たく言えば経営コンサルタントというカテゴリーになりますが、正直に言いますと私自身“コンサルタント”という職種にあまり良い思い出がありません。
30年ほど前、当時勤めていた会社が、名前を言えば誰もが知っている超大手コンサルティングファームのコンサルティングを受けました。
会社にコンサルタントの方々がやってきて、ヒアリングや指導をされました。
私も現場で活動する社員の代表(実は改革対象者だったかも)として会議室に呼び出され、ヒアリングと指導を受けました。
ヒアリングは形式的というか儀礼的で、すぐに指導が始まりました。
その指導は高圧的に正論を一方的に押し付けたもので、現場の状況を無視した、まさに机上の空論、全く的外れなもので、耳を傾ける価値のない指導でした。
他の部署でも同様の声が挙がったのでしょう。
鳴り物入りで乗り込んでこられたコンサルタントさん達は、2週間ほどで撤退。
同時に行われた組織大改革は、実情に即さず、わずか半年で再度組織再編をするというドタバタ劇で幕を閉じました。
しかも驚くことに、これだけの被害を受けておきながら、会社はウン億円のコンサルティング料を支払ったとか。
今にして思えば、取り入れるべき良きアドバイスもあったはずですが、1番の失敗点は、現場の声を聞かずに一方的に改革案を押し付けたことにあります。
この経験から、私は押し付けのコンサルティングはしないと決めています。
社長をはじめ会社の皆さんと一緒に考え、一緒に結論を見つけることが私のコンサルティング方針です。
そのために必要な方法論、知識、ノウハウを提供するのがコンサルタントの役割と考えています。
もう1つ。
画一的なコンサルティングはしません
同業種であっても、社長も違えば、従業員さんも違うので、同じ会社は2つとありません。
その会社ごとに違う経営課題があり、違う解決策があるはずです。
もちろん、業界の最先進成功事例であるベストプラクティスは参考にしますし、真似るべきところは真似るのが良いとは思いますが、一番大事なのは貴社に合った解決法であることと考えます。
コンサルタントも同じです。
大手には大手の良さが、零細には零細の良さがあります。
零細の良さを活かし、貴社に合ったコンサルティングを提供します。
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